OTHER

140字SSや他カプ(善ねずやさびまこなどノマカプが多くなると思います)のお話です。

煉義

twine (100のお題20:永遠)

広い草原を、一頭の獅子がゆっくりと歩いていました。草原は広く、空は地平よりずっと遠くまで広がり、灼熱の太陽がギラギラと照っています。 草原といっても見渡すかぎり緑はまるで見えません。生き物の姿も、獅子よりほかには一匹たりと見かけませんでした...
煉義

いのちみじかし 前編 (100のお題:93『遊園地』)

無惨と遭遇した場所と聞けば、柱たちが浅草六区への危惧を深めるのは当然の成り行きだ。「あの狡猾な鬼が、いまだにこの界隈をうろついているとは思えんがな」 傍らを歩く煉獄は屈託のない太い声で言い、大きく口を開けて笑うが、目には消えぬ警戒が宿ってい...
OTHER

カード一枚分の恋物語

全部夏のせいってことにして ●お題:真夏の太陽の下で あなたが好きですと笑う キメ学義←炭  屋上のコンクリートは、夏の陽射しで焼けるように熱い。 夏合宿のあいだに十分間だけ俺に時間をください。先生じゃなく幼馴染みのお兄ちゃんとして。 とく...
大好きの・・・

霞の空と海の青

「母上、やはり大きすぎるのではないでしょうか」 鏡に映した自分の姿は、どうにも服に着られている感が否めない。杏寿郎は、慣れぬネクタイを気にしながら言った。 四月初めの穏やかな午後の陽射しに照らされて、姿見に映る濃紺のブレザーにグレーのスラッ...
日々是善哉

愛し恋しや夜の唄(お題:45寄り道)

最終決戦後に長屋で同棲する義炭のお話。100のお題No.45「寄り道」 義勇さんは代書人をやってます。二人で買い物の帰り道にブラブラ歩きしてるだけの他愛ないお話です。
CHALLENGE

つま先に媚薬(お題:23つま先)

炭治郎が、義勇に稽古をつけてもらえるようになってから、三日が経った。 稽古内容は一言で言えば鬼ごっこだ。ただし、迫ってくるのはつかまえようとする手ではなく、鋭い木刀の一撃である。広大な竹林のなかで目まぐるしく攻守が変わる鬼ごっこは、息つく暇...
たかが、けれど、されど

それを愛と呼ぶのなら(お題:74ホットミルク)

むざぎゆの現パロで、ただのエロ話です。相変わらずヌルイし喘ぎません。
煉義

影遊び(お題:69影)

原作軸で、告白から付き合い始めの初々しい煉義のお話。煉獄さん視点。 100のお題:No.69『影』
CHALLENGE

寿ぎ(お題:37探しもの)

その日、炭治郎はとにかく走り回っていた。「すみませんっ! 義勇さんはいらっしゃいますか!?」「へ? ついさっき帰ったとこだよ」 何度こんなやり取りを繰り返したろう。また後れを取ったと、炭治郎はがっくり肩を落とした。「ていうか、炭治郎、久しぶ...
学び舎アルバム

学び舎アルバム エンドレスハッピーエンドの始まりは(お題1:はじまり)

炭治郎が生まれて初めて恋をしたのは、中学の入学式でだった。いや、それではちょっと語弊がある。  その日、そのときになって、初めて自分の恋心に気づいた。それが正しい。  その心は、炭治郎が物心ついたころからずっと胸にあった。見ているだけでドキ...