原画展 in 名古屋(にゃんことワンコのネタバレちょこっと有り

 ご無沙汰しております。26日に有給取って名古屋での原画展に行ってまいりました。

2023・5・26

 いろいろあって精神状態が安定しないなかでチケットを取るのにためらいもあったんですが、もう一度ぐらいは原画展見に行きたい&どうしても煉義ちゃんな前髪クリップ欲しい! ってことで、悩みつつも……というかやけっぱち八割な感じでチケット取ったんですよ。
 まぁ、精神状態を不安定にしていた事柄が、直前になって消え失せたのもあり――それによってまた少し落ち込みもしましたが――これをもって心機一転としようと決意し、行ってきました。

 結論としては、やっぱり行ってよかった!

 夜行バスで行って夜行バスで帰るという強行スケジュールに加えて、余った時間を東山動植物園で過ごして歩きづくめだったので体はくたびれてますけども、とても楽しかったです。
 さすがに昨日は、休日のオッサンにしか見えなかったイケメンゴリラのシャバーニと同じような有様で過ごしましたけどもねw

大きいほうがシャバーニ。イケメンっぷりが全然わからん💦時間帯のせいかずっとグダってました
植物園で見た煉義ちゃんぽい組み合わせのフローティングフラワー

 伊之助……もとい、ミツアナグマ(ラーテル)も見てきたよ~!

伊之助さんはこれと同じだってしのぶ様が言ってました!

 シンリンオオカミも堪能してきました! が、撮影下手くそなんで魅力が全然伝わらないですね💦

三匹いるらしいんですが動いてくれてたのはこの子だけで
もう一匹はずっと寝てて、もう一匹は姿を見せてくれませんでした…

 幼馴染煉義ちゃんな『にゃんこなキミと、ワンコなおまえ』のネタバレになっちゃいますが……じつはあのお話の真のタイトルは『にゃんこだと思い込んでる黒豹なキミと、ワンコのふりした狼なおまえ』なのですよw
 私の中での煉獄さんのイメージはまさにシンリンオオカミ。灰褐色から白がシンリンオオカミの毛色らしいんですが、写真のような白いオオカミが私にとっては煉獄さんのイメージです。
 黎明をうけ黄金に光る真白い狼、そんなイメージが煉獄さんにはあって、それでにゃんことワンコのお話が生まれたんです。義勇さんは黒豹w にゃんこに見えるし自分でも周りに比べて弱い猫だと思い込んでるけども、決して愛玩動物ではない戦う獣が義勇さんっていうのが私の解釈なのですよ。
 戦う強い彼らがなによりも好き。だから愛玩動物でありペットなワンコやにゃんこではないの。お互いにお互いの真の姿を尊重しつつ、そのうえで彼ら自身にとって相手は世界中の誰よりもかわいくてやさしいワンコとにゃんこでもあるの。そう思いながらあのお話は書いています。
 煉獄さんは獅子のイメージのほうが強いと思いますし、私も単体で見るならライオン! と思いますけどね。でも煉義ではライオンじゃなくオオカミ。
 これまたネタバレになりますけども、義勇さん曰く「……杏寿郎はハーレムなんか作らない……っ!」だ、そうですよwww
 一人それを聞かされこめかみ抑えてた伊黒さんと、伊黒さんからそれ聞いてチベスナになる実弥&錆兎と爆笑する宇髄さん&真菰、「素敵ぃぃぃ~!」ってキュンキュンする蜜璃ちゃん……これが見たくてライオンじゃないうんぬんを書いたんで、早くそのシーンまでたどり着けたらいいんですけど💦 その前にオオカミと黒豹の本領発揮してもらわねばなので、先が長いですね……。

 自作の話はどうでもいいか💦
 大本命、原画展の話。
 大阪での原画展レポも以前にお届けしましたので目新しいものはないんですが、新たな気づきもありました。
 その前に、残念だった点。無限城のオブジェ(撮影スポット)とか、かまぼこ&禰豆子がたれパ◯ダみたいに重なってるフィギュアは、名古屋にはありませんでした。パンフレットにはあったけど大阪で見た記憶がなかったお館様と無惨様が対峙している大パネルも。
 スペースの関係上、二階に分離しての展示だったのも少しだけ残念だったかな。一度出て移動しなければならないせいで、鬼滅の世界から現実に引き戻される感覚がありましたから。
 それでも、二度目となる柱たちの技イメージのオブジェはやっぱり圧巻だったし、原画には見惚れました。ちょうど無一郎くんと玄弥にスポットが当たっている刀鍛冶の里編放送中でもありますから、あの二人のコーナーではまたちょっと涙ぐみそうになったりもしました。
 そうそう、鬼のコーナー。展示が鬼らしい原画は黒い面に、人間らしい原画は白い面になってたと大阪でのレポでも書きましたが、記憶が定かじゃなかった童磨も白黒でした。半天狗と玉壺は黒のみも合ってた!
 で。ここで初めて気がついたんですが……

 原画を飾っている額、黒面と白面じゃ違ってた!

 黒面ではほぼ朱色といっていい色味の木枠、白面では白い木枠でした。
 ここで初めて「額も原画によって変えてる!」と気づいて、その後のコーナーからは額にも着目するようにしたんですが……すごいよ、コーナーに応じて額装違うの!
 無惨様と最終決戦は遺影のような黒一色。柱たちは少しパールがかったグレーな色合い。最終決戦ラスト、炭治郎の精神内での無惨様とのやり取りではブラウンな木枠で、転生後はナチュラルな白木。おまけの大正コソコソ噂話では樹脂っぽいパールホワイト。
 でもって、善逸とじいちゃん、伊之助と琴葉さんといった絆の章では、艶のある焦げ茶の木枠だったんですが……このコーナーだけ、木枠が古びた作りになってました。縁がガタガタしてるの。あんな額はこのコーナーだけで、運搬で傷ついたのではなくあえて古びて見える額を使用しているのがわかりました。
 歴史を示してるんだ。鬼殺隊の歴史、血の繋がりの歴史、連綿と続いてきたものを額で表しているんだ。
 そう感じた瞬間、鳥肌が立ちました。原画展スタッフさんの鬼滅への愛がすごい! 理解度に感謝! 展示の仕方一つにどれだけ頭を捻って考え抜いたんだろうと思うと、本当に感動した!

 原画展のあとで名古屋市美術館に行って観覧してきたんですが、そこで額装の大切さを改めて感じたこともあり、原画展の額の違いは偶然ではなく考え抜かれたものだとの確証を得ました。絵画をより魅力的にさせるものが、額です。主役になってはいけない、けれど、なんでもいいというわけでもない。選び方一つで印象も変わる大切なものだけど、派手さがないなら目にとまることもない、そんな添え物。
 原画展の主役はあくまでも原画で、見る人は顔を近づけ原稿に見入ります。額装まで含めてまじまじと見る人はきっと少ないでしょう。それなのに手を抜いてないんです。考えて考えて決めた額だったんだと感じました。
 気がついたのが鬼のコーナーからだったから、同期組の額がどんなだったか記憶が薄いのが悔やまれます。
 第一話のとか、透明パネルに挟み込む形だったのはちゃんと覚えてるんだけど、全部それだったか覚えてない~💦 無一郎くんと玄弥のも透明パネルだったのは覚えてるんだけどなぁ💦

 ……もしもこれからどこかの原画展に行かれる方がいらしたら、ぜひ額にも着目してあげてください。でもって同期組の額はどんなだったか教えてくださるとうれしいです。

 原画自体についてですが、アシスタントさんへの指示の書き込みが急激に増えたのは遊郭編からでした! そっかぁ、このあたりから人気がぐんと上がってアシスタントさん増えたんだな。
 指示は基本トーンやフラッシュについてなんですが、一点、んん? となった書き込みがありまして。
 善逸が慈悟郎じいちゃんの訃報を受け取った回想のコマに『スズメ』って書き込みが!
 トーンの指示なら番号も書かれてるはずなのに、スズメとしか書かれてないんですよ。
 ……てことは……

 このシーンのチュン太郎を書いたのアシスタントさんかも!?

 こういうことに気づけるのも原画ならではですね。いやまぁ、チュン太郎のトーン番号は決まってるからいちいち書かなかったってだけかもしれないですけども。
 あと、伊黒さんが炭治郎をかばうシーンで刀の柄もう少し細身にとかなんとかいう指示を見つけまして、サンプル見てくださいとあったような記憶が……。うう、メモ取りながら見て回ればよかった💦
 刀とか羽織の柄とか、きっとこれを見本にっていうサンプル画が仕事場に置いてあるんだろうなぁと、それを見て思った次第です、はい。
 連載開始当初、ワニ先生がひとりコツコツと描いてきたであろうときにはなかった指示の書き込みに、上がっていく人気と先生の忙しさが見えて、今回も感慨深かったです。

 たいへんご無沙汰してご不快な思いをされた方もいらっしゃるだろうに、久々の書き込みがこんな浮かれてて申し訳ないです。お怒りになられてもしょうがないなと思います。
 精神状態が不安定になっていた理由についてを述べれば、なおさらお怒りになる方や私を軽蔑する方もいらっしゃるだろうと理解もしていますが、なにも告げずにしれっと復活するのは卑怯な気がしますので、次ページにて少しだけお話しておきます。
 読んで気持ちのいい話ではありませんから、本当に申し訳ないのですが気になる方は自己責任にてお読みいただければと思います。

 私自身の状況などには興味はない方のほうが多いでしょうし、ここでひとまず改めましてお詫びと更新再開頑張りますの決意表明としておきます。
 とはいえ、八月に現在の職場を退職する意を固めたこともあり、転職活動やらなんやらで執筆ペースは相変わらず亀並みだと思われますので、月一程度に様子見してくださるほうがいいかもです。
 ともあれ、これからもコツコツと書いてまいりますので、なまぬる~く見守っていただければありがたいです。