後藤さん

大好きの・・・

満天の星と恋の光 11

閉じたまぶたを透かして、朝の眩しい陽射しが眼球を刺す。ギュッと眉を寄せた杏寿郎は、すぐにパチリと目を開いた。 錆兎が夕べセットしていたスマホのアラームはまだ鳴っていない。代わりにどこかの家の雄鶏が、けたたましい鳴き声をひびかせていた。 窓を...
大好きの・・・

満天の星と恋の光 12

岩盤の高さは、ざっと見積もって三メートルほどだろうか。階段状になった岩を流れてくるので、滝と言われて思い浮かぶイメージとは重ならなかった。流れ落ちる水量も、観光地で見るような瀑布とはけた違いに少ない。 それでも勢いよく流れ落ちる水は空気を孕...
大好きの・・・

満天の星と恋の光 13

装備を使って岩盤を下りる懸垂下降の練習には、さほど時間はかからなかった。本格的に登山をするのならともかく、ハイキングめいた山登りでは、そもそもロープやカラビナなどの装備自体、必要ないだろう。懸垂下降はアクシデントの際に必須な技術ではあるが、...
中編~長編

夜と朝の狭間で

鬼滅で書いた初めての話でした。原作キャラでありながら、オリキャラと言っても過言じゃないキャラ視点から始まる未来捏造です。 2019年8月から書き始めて、支部に投稿出来たのは10月。書いてる途中で小説版とネタが被ったりもしましたが、これを書き上げられたおかげで、今も義炭書いてます。 原作が終わった今なら、違う世界線としてこの話の本編も書けると思います。
義炭と・・・

本日はお日柄も良く、絶好のお葬式日和で

シリーズ本編の最終話。義勇さんのお葬式の話なので、死にネタが苦手な方はお気をつけください。