日々是善哉

最終決戦後に長屋の一室で同棲している大正軸義炭。

日々是善哉

思い出よりも、ずっと、ずっと

『800文字で恋をする』で書いたお話のロングバージョンです。大正軸同棲義炭。伊之助視点。
日々是善哉

愛し恋しや夜の唄(お題:45寄り道)

最終決戦後に長屋で同棲する義炭のお話。100のお題No.45「寄り道」 義勇さんは代書人をやってます。二人で買い物の帰り道にブラブラ歩きしてるだけの他愛ないお話です。
シリーズ・連載もの

なんということもない秘密の話

山を下りた俺が、義勇さんとふたりで暮らしだしたのは、昔ながらの長屋の一室だった。 住人のなかには職人さんもいくらかいて、住居兼作業場として借りている人も多い。さもなければ、毎朝勤め先に出かける人たちだ。無職でいたのは、俺が転がり込むまではひ...
日々是善哉

なんでもないよくある一日

炭治郎が家出した。  なんて言ったら、たぶん誰もが慌てふためいて、なんでそんな悠長にしてるんだと責められるのだろうな。思って義勇はちょっぴり苦笑した。 以前だったら自分も我を忘れて駆けまわり、人目もはばからず大声で名を呼び炭治郎を探したこと...
日々是善哉

桜雨

戦いが終わって平穏に暮らせるようになってから、義勇さんは日頃、書生のような恰好をするようになった。 洋装では片腕であるのがどうにも目立つし、仕方なしというのが正直なところらしい。俺もそうだけれども、片腕だと洋装のほうが断然楽ではある。ひとり...