原画展に行ってきました!

てなわけで、2022/7/16㈯ 行ってきました原画展 in 大阪! ただいまー!
レポも写真も下手くそなんでうまくお伝えできないとは思いますが、自分自身の記録を兼ねてってことでご容赦を。※角丸のサムネイルはクリックすると元画像が出ます。
今後行かれる方や通販でパンフレットだけ買う予定という方には、ネタバレになるかもなんで、気になるようでしたら自衛してくださいませ。

今回取ったチケットは15時のBグループ(5分~15分集合)で、入場できたのは15時半。まずは撮影スポット。全巻分の表紙のパネルと炭治郎と禰豆子のフィギュアがお出迎え。

並びが素敵で内心キャアキャア騒ぎながら撮りましたw

ちなみに全体の写真は失敗してたよ……。無念。

正面から撮りそびれた上、入場しちゃうって慌てて撮ったもんだから、アングルがイマイチ💦

ホント写真撮るの下手なんですよ……。

いよいよ会場入りしたら、炭治郎からスタートして禰豆子、善逸、伊之助、カナヲに玄弥と五感組が活躍する場面が、それぞれのイメージカラーをバックに続きます。パネルや原画が飾られた下には、飾り罫っぽくギャグシーンを中心にずらりといろんな表情をピックアップされていました。
水の呼吸師弟ゾーンや珠世さんと愈史郎もありましたよ。
デフォルメかまぼこ&禰豆子が重なったイラストが、そのままフィギュアになって展示されてるのは、写真取らせてほしかったな~。

つづいて鬼のゾーン。イメージカラーで彩られていた最初のゾーンから一転、ダークモード。黒を背景におどろおどろしい雰囲気。
ここで感心したのは、壁一面の無惨様はともかくとして、黒死牟や猗窩座、妓夫太郎と堕姫は、入って直ぐに目に入る面は黒いボードなんですけど、後ろに回ると白かったんです。
黒いほうにはいかにも鬼らしいシーンがチョイスされてましたが、白い側には人の心を取り戻した『鬼は悲しい生き物だ』という炭治郎の言葉が胸に迫るようなシーンが展示されていました。恋雪の「おかえりなさい」とか妓夫太郎たちの「俺たちは二人で最強だ」とかね。
ところが、半天狗と玉壺は黒面だけなんですよ。ちゃんとキャラのバックボーンを考慮した展示になってるんだなぁと、細かい配慮に感心しきりでした。
ちなみに童磨も一応、背面は白でした。

鬼のゾーンを抜けると、場内唯一の撮影可能スポット、無限城! パンフレットで見るよりも無限城らしさが微妙な気がしたのは、たぶん東京の会場と違って奥行きがなかったからですね。
舞台みたいに横に広がる展示だったせいか、無限城の複雑なだまし絵観が薄かったのがちょっと残念。

あの……パンフにはこの一角に特別章としてお館様と無惨様が対峙したシーンの展示があったみたいなんですけど……大阪、見た記憶ない💦見逃したってわけじゃないと思うんで、東京より一部少なくなってるっていうの、たぶんここですね。
原画もパンフレットと記憶を照らし合わせると、これ見てないなってのがありまして、東京に行けた人が羨ましいです。まぁ、行けただけでも幸せなので、文句は言えませんが。開催スペースの広さとかも関係あるかもだしね。しょうがないしょうがない。

つづいては柱! 煉獄さんから始まって、宇髄さん、蜜璃ちゃん、無一郎くん、伊黒さんと壁沿いに展示されてまして、悲鳴嶼さんと実弥は向かい合わせに配置、悲鳴嶼さんの隣にしのぶさん、ラストに斜め向かいで義勇さんっていう並びでした。一人離れて展示されてる感あって、ここでもぼっちかーいっ! と心のなかで突っ込んだのは内緒でw

原画はもちろんのこと、それぞれの型をモチーフにしたオブジェは見ごたえがありました。
が! えー、これまたスペースの関係なのか東京とは違って煉獄さんのオブジェの配置場所がね、パンフでは煉獄さんのカラーから伸びて頭上を走るような展示になってるように見えるんですが、大阪は原画展示の手前になってまして。公式サイト見てもらえばわかるかな。ほかの柱は原画や大きなカラーイラストと一体になってるような展示方法なんだけども、煉獄さんだけ技が別枠っぽくって、それはちょっと残念でした。
柱はやっぱり人気が高いんですねぇ。ここまではそれなりにスムーズに進んでいた人の流れが、ピタッと止まってました(^.^; 私が入った時間帯はもしかしたら義勇さんファンが多かったのかな? 義勇さんの前に一番人集りできてたよ。

それぞれに「らしい」と思えるオブジェでしたが、とくにドキッとしたのはしのぶさん。ほかの柱たちはみんな立体化された技でしたが、しのぶさんのは映像と蝶の群れのオブジェの二本立てだったんですよね。で、感心したのは映像のほう。
水面に紅梅色のインクを落としたみたいに、白い壁面がゆらぎながら赤みを帯びていくにつれ、ドクンという文字が少しずつ大きくなりながら繰り返し映し出されるんです。蟲の呼吸の型としての蝶と、しのぶさん個人の特性としての毒を想起させる映像。どっちが欠けても「蟲柱、胡蝶しのぶ」の技にはならないよなぁと思えました。考え抜かれてるなぁ。

明るい柱たちのゾーンを抜けると、一気に場内は暗くなります。『繋』と名付けられた、無限城での決戦シーンに突入です。
灯籠めいた柱に明かりが灯され、そこにキャラたちそれぞれが抱えた記憶の中のシーンがパネルとなって展示されていました。壁はどこも黒。そこに真っ赤な彼岸花の群生が描かれているんですが、最後のほうにたった一輪、青い彼岸花が咲いていて、一瞬、胸を突かれました。
それと、玄弥と無一郎くんのコーナーで、二人の後ろ姿の表紙が使われていて、リアルタイムでWJ読んでたころを思い出してちょっと泣きそうになった。

そして展示はいよいよ最終決戦へ。
時系列通りの展示は、鴉たちが告げる夜明けまでの時間と、それにあわせて少しずつ明るい色になっていく壁があいまって、本当に夜から夜明けへと向かってるみたい。
壁から浮かび上がる形で展示された大きな茶々丸が可愛かったぁ💕
で。正直、このゾーン、キツかった!💦
いや、さっきも玄弥と無一郎くんの絵で当時を思い出したって書いたじゃないですか。ストーリー自体も激戦の最中だから、展示されている原画がそれぞれ手に汗握るものばかりで息を呑んだってのもあるんですが……どのシーンをとっても、当時の毎週月曜がくるたびに死にそうに翻弄されてた心境が思い出されるんですよっ💦
連載当時のあいだにだいぶ寿命が縮んだ気がしますもん。あのころは、本気で一週間が長かった! 魂が抜けたようになってたり、気が気じゃなくて泣きそうなまま一週間を過ごすのがデフォでしたからね。思い出して原画のキツいシーンがなおのことキツく感じられましたわ……。一気に当時の気持ちに引き戻されたよ。
ついでに、ウェディングケーキ入刀……もとい、炭治郎と義勇さんが二人で刀を握って無惨を逃すまいとするあの名シーン! あれも原画が展示されてまして! 一気に顔がニヤけた。義勇さんと実弥のプリキュアシーンもあったりして、涙ぐんでたくせにニヤニヤが止まらないっていうね。しょせんはお腐れ様よのう。マスクしててよかったわw

さて、そんなこんなで戦いにも終わりが来て。彼岸へと旅立った人たちの最期に泣きそうになりつつ、藤の花に彩られた明るいゾーンへと入ります。
藤色の壁をバックに往生際悪い無惨様を振り切り、大団円のラストへ! コミックス最終巻に追加された部分の原画も展示されていて、ふたたび涙がジワリと。
そして空色の壁に変わり、転生。
賛否両論ある最終話ですが、子孫うんぬんでどうしても揺れる腐女子心はさておき、私は好きです。だって、あの未来のために全員頑張ったんだもんね。
炭治郎たちは全員、自分のために頑張ってきたんじゃなくて、みんなが笑っていられる日が来るようにと戦ってきたんですから、大正時代が最終話でないのはワニ先生にとっては当然だったのかもしれないなとも思うのです。
炭治郎や義勇さんたちは、誰もが笑っている未来の光景に、きっと誰一人としてそこにいる自分は思い描いていなかっただろうと思います。自分が笑っていられるようにではなく、ほかの誰もが笑っていられるように。最後までその姿勢がブレないラストだったんじゃないかなぁ。
悲しみや恨みの連鎖がすべて断ち切られた未来の世界で、負の遺産を背負うことなく笑っている人たちを見せてくれたからこそ、鬼滅の刃という物語には幕が引かれたって気がする。

……そんな最終話談義はともかくとして。

えー、ラスト付近には、あの『善逸伝』にちなんだ描き下ろしイラストもありまして。
とんでもなくブサイクに書かれた義勇さんがいたんですけども……『不細工にされている人ほど現実はシュッとした美男』ワニ先生談、って添えられてましてですね。

ということはだ。

不細工に書かれた義勇さんは、シュッとした美男!

義勇さんは美男だって、ワニ先生のお墨付き貰ったぁーーーーっ!

よっしゃぁ! これで堂々と義勇さんを美形として描写できるぞ!
……ま、今までも散々、きれいだのかわいいだの麗しいだのと書いてますけどもね(^.^;

ふたたび閑話休題。

『善逸伝』のほかにも、描き下ろしイラストで、おばみつの幸せそうな笑顔や、映画とアニメ2期で頑張ってくれた二人として宇髄さんと煉獄さんの2ショットとかあって、連載終了後、ワニ先生の絵に飢えている身としてはうれしいかぎりでした。
鱗滝さんの素顔や、FBにもなかったお館様のご兄弟の絵と設定まで見られて、感無量。鱗滝さんのお顔、予想以上に優しかったよ! これで鱗滝さんの顔をちゃんと思い浮かべながら現パロ書ける!w
天狗の面を被るきっかけが慈悟郎じいちゃんだったって知れたのも、うれしい💕鱗滝さんと慈悟郎さん、年齢を考えると同時期に柱だったと推測してましたが、これで確定ですわ。お館様のご兄弟もだけど、ここにきて新たに出てきてない設定を知れるとは思わなかったぁ。ワニ先生ありがとうございます!

全部じっくり見て回って、会場を出たのは17時半。二時間も経ってたよ💦 そこまで広いわけじゃなかったのに、いつのまにこんなに経ってたの!? って感じ。ホント、あっという間の二時間でした。

でもまだ終わりじゃありません。
原画展は地下一階だったんですが、物販のショップは四階ってことで、急いで四階へ。欲しいものたくさんありすぎましたが、ランダム商品はすべて断念。私、こういうのの引き悪いんですもん。推しがくるまでにいくらつぎ込む羽目になるかわかりゃしないわ💦
てことで、買ったものの一部を見せびらかしw

ショップも盛況で、めっちゃ混んでたこともあり、買い物だけで30分。すでに時刻は18時。でもまだ終われない。
コラボカフェにも行ってきました! 50分待ちだったけど、並んだ甲斐はあった!

義勇さんのランチョンマットの席、GET!

抜粋シーンに余生さんを選んだデザイナーさんは、わかってる人だと思うw

こういうのって大概、義勇さんは「生殺与奪の権」が選ばれるんだけど、このランチョンマットのシーンはどれも「これを選んでくれてありがとう!」ってなりました💕

義勇さんのカプチーノと炭治郎のメロンソーダで義炭! 飲み物二種はどうかと思ったけど、皆さんそんなもんでしたねw
料理はあとからくるので、まずはカウンター提供の飲み物のみで。

刺さってるイラストは紙製。モナカにイラストを印刷したやつじゃなくてよかった💦アレ、食べるの躊躇するんだもん。

後ろに前に座ってた人が置きっぱなしにした食器あるけど気にしない💦

煉獄さんのオムライスきたー!

これが撮りたいがために義勇さんには手を付けずにいたもんだから、カプチーノ完全に冷めてました……。

オムライスはオマール海老のソースとラタトゥイユソースの二種がけなんですけど、オマール海老が色味も味も一人勝ちだったよ(^.^;

私にはボリュームありすぎてけっこう食べきるのキツかったですが、ちゃんと完食!

コースターはかまぼこ&禰豆子の四種類だったんですけど、見事に炭治郎以外でした。全員好きだからいいんだけども。……これだからランダムには手を出せんのじゃ💦

料理の提供まで時間がかかったこともあり、カフェを出たのは19時半ごろでした。なんとか終電間に合ったよ💦
原画展やカフェ自体は大満足です。ただまぁ、いろいろと反省点はありました。
本当は先にカフェに入るつもりで二時間近く前には着く予定でいたのに、飲み物買っておこうと入ったコンビニで、タイミング悪く部活動の高校生の団体とかちあって予定してた電車を逃したり、スマホの充電きれかけても大丈夫なようにモバイルバッテリー持っていったのに、肝心のケーブルを間違えて持っていって使えなかったり。あと、アレ。自分の方向音痴っぷりをなめてかかってたり、な……。
大阪駅出てすぐ隣の商業施設を入って進めばたどり着けるっていうのに、無駄に周辺を一周してきましたですよ……。ついでに帰りも間違った方向に進んで戻ってを二度繰り返したからね。
うん……ホント、集合時刻にも終電にも間に合ったの、奇跡。

てことで、結論。

原画展、行こうかどうしようかまだ悩んでる人は、損はしないから是非どうぞ!
あと、計画性って大事。ホント大事。