寛三郎

水天の如し

水天の如し 二 ◇少年、仰天すること甚だしの段◇

ともあれ、深い話は場所を移してからだ。息を飲み絶句した炭治郎に、そう切り出してきたのは錆兎である。「今は雲のおかげで日が差さないが、太陽が顔を出したらまずい」「なんでですか? また雪が降るよりいいと思うけど」 雪は今はやんでいる。とはいえど...
義炭と・・・

花発多風雨、人生別離足

シリーズ番外編。義勇さんと寛三郎、お館様と鴉のお話。炭治郎と松衛門もちょっぴり。 本編とは異なり、義勇さん視点、お館様視点、炭治郎視点と、視点が切り替わります。