SS~短編

SS~短編

朴念仁の恋の始まりは

なんでこうなった。呆然としつつ、義勇は、目の前で真っ赤な顔をうつむかせている弟弟子を見ていた。 とりあえず、起こってしまったことはもう取り返しがつかない。時を巻いて戻す術はないのだ。 さて、どうしようか。改めてつくづくと炭治郎をながめる。恥...
SS~短編

大人になったらなんになる?

「明日はお誕生会だね! 今度は義勇がお祝いされる番!」 一緒に砂山にトンネルを作りながらニコニコと笑う炭治郎に、義勇はちょっぴりモジモジとうなずいた。 ちょうど義勇の誕生日と同じ日に、幼稚園では二月のお誕生会が開かれる。それが義勇にはちょっ...
SS~短編

麗しい人

義勇さんは、とても強い。利き腕をなくそうと、そんじょそこらの暴漢ごときはへでもない。この前も往来で暴れていた酔っぱらいを、ものの数秒とかからず捕らえて警官に引き渡したそうだ。 ちなみにこれは、お使いで偶然その場に居合わせたという、キヨちゃん...
SS~短編

欲しいものはなんですか

※『800文字で恋をする』で書いた話のロングバージョンです。  炭治郎が義勇の誕生日を知ったのは偶然だった。 アオイがめずらしくうっかりして落としたカルテを、拾い集めるのを手伝ったときのことだ。盗み見たわけじゃない。冨岡義勇の名を見た瞬間に...
SS~短編

約束はいらない

2021年義勇さんお誕生日おめでとう! 誕生日あんまり関係ない話になりました💦
SS~短編

絶体絶命恋愛

『800字分の愛を込めて』で書いた話のロングバージョンです。キメ学義炭。
SS~短編

それは心を照らす光

※『800文字で恋をする』で書いた話のロングバージョンです。原作軸。義勇さんの無自覚片想いのような両片想い。  鬼の出現が途絶えたとはいえ、油断はならない。柱稽古の合間に、柱のいずれかが警邏に出るのはよくあった。 稽古を始めたとはいえ、義勇...
SS~短編

幸せを願う夜だから

『800文字で恋をする』で書いたお話のロングバージョンですが、お題の台詞ではなくなったので、別物になりました。義炭要素は薄いです。
SS~短編

そのときはもう帰さない

『800文字で恋をする』で書いたお話のロングバージョン。キメ学軸で義→←炭。
SS~短編

口説き文句はたとえ話じゃ伝わらない

『800文字で恋をする』で書いたお話のロングバージョン。朴念仁で鈍感な義勇さんのお話。