義炭

SS~短編

尽きることなく満ちて、増えて、繋がってゆけ

お題:なし ※ファンブックネタ。書いてる本人が義炭と思って書いたので義炭。でもカプなしに近いです。あえて言うなら宇嫁w 800字2/6分  義勇は一度だけ、聖母像を見たことがある。隊士になっていくらも経たないころのことだ。 その日、義勇は心...
SS~短編

おいしさの秘訣は恋心でした

お題:義勇さんが浮気するフリをして炭治郎の反応を試している義炭。800字2/3分 「で、どういうことだったんです?」 責めるつもりなんて炭治郎には毛頭ない。でも不思議だったから聞いただけのこと。 事の起こりは他愛ない。大好物の鮭大根を、義勇...
SS~短編

春の猫

お題:だって、愛しているから(アンケートにお答えくださった方、ありがとうございました)※義←炭からの義炭 2/22 猫の日  義勇が傘を片手に竈門ベーカリーにやってきたのは、炭治郎が、看板をしまい込もうとしたときだった。「あ、義勇さん。いら...
義勇受

恋を知るということ

煉義の『竜胆』の世界線で、煉義からの義炭です。最終決戦後捏造。ラストは煉義風味。
シリーズ・連載もの

なんということもない秘密の話

山を下りた俺が、義勇さんとふたりで暮らしだしたのは、昔ながらの長屋の一室だった。 住人のなかには職人さんもいくらかいて、住居兼作業場として借りている人も多い。さもなければ、毎朝勤め先に出かける人たちだ。無職でいたのは、俺が転がり込むまではひ...
SS~短編

検索履歴はブラックボックス

炭治郎の好みはわかりやすいようでいて、さっぱりわからない。「ね、面白そうでしょ?」 映画雑誌のページを開いてみせる炭治郎の顔は、いかにもワクワクと輝いていて、大変愛らしいと思う。思うが、同意はいたしかねる。「……だいぶ、前衛的だな」「そうで...
SS~短編

朴念仁の恋の始まりは

なんでこうなった。呆然としつつ、義勇は、目の前で真っ赤な顔をうつむかせている弟弟子を見ていた。 とりあえず、起こってしまったことはもう取り返しがつかない。時を巻いて戻す術はないのだ。 さて、どうしようか。改めてつくづくと炭治郎をながめる。恥...
年年歳歳

やきもちとヒーローがいっぱい

第2話。中三と小二になった義炭。宇髄さんと煉獄さんが登場します。二人とも義勇さんと同い年です。 作中差別的な表現があります。ご了承ください。
日々是善哉

なんでもないよくある一日

炭治郎が家出した。  なんて言ったら、たぶん誰もが慌てふためいて、なんでそんな悠長にしてるんだと責められるのだろうな。思って義勇はちょっぴり苦笑した。 以前だったら自分も我を忘れて駆けまわり、人目もはばからず大声で名を呼び炭治郎を探したこと...
シリーズ・連載もの

ファイト

世の中には、主役になれる人と、モブにしかなれない人がいる。私は完全に後者だ。二八年も生きてりゃ、悟らざるを得ない。 顔は人並みだし、頭がいいわけでもない。高校大学と頑張ったバレーだって、才能なんてなかった。完全なモブだ。だから今日みたいなこ...