にゃんことワンコのソナーズ掲載分5の15と16、でもって本日届きました17へのご感想、3通分です!
伊黒さん視点の過去回想はなんだか長くなっちゃって、読み手さまもヤキモキしてらっしゃるかと心配ではありましたが、こうしてご感想いただけると安心できます。ありがとうございます!
では、いつものようにいただいたご感想は青文字でお送りします。
OBA様、ソナーズで5の15を拝見しました。
つ、ついに中三事件の詳細が書かれていて、夢中で読み進めました。
いや~、とっても気になるところでお話が終わっていて、これ、紙の本だったら間違いなく無駄だとわかりつつも次のページを覗き込んでました、笑。
一点、空白行までの文章のかたまりを1ブロックとするなら、4ブロック目の最後の文章内に”ミステリ”と書いてありますが、”ミステリー”と書かれたかったのかなと思いました。一応お伝えしておきますね。
それにしても、煉獄さんは竹を一人で取りに行ったのですね。その理由も知っているし、顔を真っ赤にしながら義勇さんに楽しみに待っててくれと言った場面とか知ってしまうと、胸が締め付けられます。さらに、今は事件の最中ですが、事件終了後の煉獄さんの心情を推察するなら、言ってみれば自分の勝手な決意で義勇さんと別行動になり、事件が起こってしまったわけじゃないですか。これ、煉獄さんは己の行動を悔いたと同時に、己の能天気さ(本当はそんなことはないですが、煉獄さんはそう思ってしまったのではないかと)みたいなのを責めてしまったのではないかと思うんですよ。煉獄さんがずっと胸に秘めてきた決意が果たせなかったばかりか、義勇さんに告白するんだとある意味浮かれていた(と煉獄さ
んは思ってしまったのではないかと)自分を責めてしまったのではないかと思うと、これもまた辛い気持ちになります。とか言って、解釈が違いすぎてたら、ごめんなさい、笑。
また、義勇さんの悲痛な呼びかけ。煉獄さんの名前しか呼ばないっていうのが、目にしている光景の深刻さを窺わせて苦しくなりました。
でもその一方で、一体煉獄さんはどんな様子なのだろうと、常にはない煉獄さんの姿を知るのをワクワクしている自分もいるんですよね、笑。
煉獄さんだけではなく、義勇さん、伊黒さん、宇髄さん、不死川さんが次回のお話でどのような描写がされるのか、楽しみにしています!
また、1日1更新で大変お忙しい中、とても丁寧なお返事をくださり、ありがとうございました!
引き続き5の16の分です。
OBA様、5の16を拝見しました。
伊黒さんは煉獄さんに心を救ってもらっている過去があるのですね。このお話よりも前に、それを窺わせる文章はありましたが、今回の具体的な過去の描写と伊黒さんの心情描写により、伊黒さんにとって煉獄さんがどういう存在なのかということがよく分かりました。
あの部分を読んだ後に、また5の16の最初から読むと、伊黒さんが煉獄さんにものすごく意識がいっていることに対する感じ方が変わります。気心知れた仲の良い従弟のことを案じているだけではなかったのだなと思いました。
中三事件、想像していた以上に激しくて血生臭くて、そして悲痛な現場でした。
ただ立ち尽くすだけの煉獄さんの様子は、予想していたよりも深刻で痛々しかったです…。
そして、義勇さんが抱き着いても抱き返されることがなかった腕。義勇さん、どんな気持ちだっただろうと、いたたまれなくなりました。だって誰よりも、煉獄さんの心に何が起こったか理解しているのは義勇さんだと思うんですよね。
また、不死川さん達、内心の動揺と二人のことを深く案じる気持ちを押し隠して、深刻な事態ではないかのように、あえて軽い感じに聞こえるように振る舞っているところ、見えない優しさを感じましたし、頼もしくも思いました。これ、彼らまで場の空気に呑まれて深刻になってしまったら、二人共に何もなかったんだからと明るい感じで言ってやることは二度とできず、二人に救いがなくなってしまいますよね。
どっぷりと世界観に浸って、感情移入しながら読ませて頂きました。辛い場面で心は重くなるのですが、その一方でまた一つ彼らに起きた出来事を知れたことが嬉しいです。
もう毎度ながら、続きを早く読みたくて仕方ないです、笑。
それでは、失礼します。
ラスト5の17へのご感想です。
OBA様、5の17を拝見しました。
伊黒さんの心情と、伊黒さんから杏寿郎少年と槇寿郎さんがどういう風に見えていたのかが
とても丁寧に描写されていて、すごく良かったです。
槇寿郎さんの、
救出時のかっこよさ、
父親としての顔と息子に対する愛情、
伊黒さんに対する憐みの無い伊黒さんを尊重する接し方に、
槇寿郎さんのことがさらに好きになりました。
槇寿郎さんがどういう経緯で伊黒さんの救出にいったのかは、いずれ明かされるのでしょうか?
杏寿郎少年が伊黒さんのことを”にいちゃ”と呼んでいることから、
どの程度かわかりませんが、すでに伊黒さんのことは聞いていたと思われ、
「一緒にお見舞いに行くか?」と問われて
「いきましゅ!」と即答したのかなとも想像するのですが、
そうでなくても、槇寿郎さんとしては、同じぐらいの年齢の息子を連れて行った方が伊黒さんの心がほぐれるかなと考えて連れてきたのかなとも思い、その心遣いに胸がキュンとなりました。
杏寿郎少年の、痛々しい姿の伊黒さんに恐れるどころか、ジタバタとあばれて脱出し、伊黒さんの痛みを一刻でも早く取ってあげなきゃと話しかけて頭に触れたるところ、可愛いと思うと同時に胸がジーンとなりました。
その後、「すまんが、好きにさせてやってくれ~」と、呆れながらも息子への愛情が感じられる言い方と、普通に伊黒さんに話しかける槇寿郎さんの接し方が好きですし、
杏寿郎少年が ”痛いの痛いのとんでけ!” を果たせた後に、無邪気に伊黒さんに話しかけるところ、内容も含めてとっても可愛かったです。
伊黒さんが初めて素直に泣けた時の杏寿郎少年と槇寿郎さんのやりとり、微笑ましかったです。
3歳児の言葉に翻弄される父、笑。
そして、伊黒さんが泣いているのは自分のせいではないと断言できない父、笑。
それにしても、瑠火さんの言葉を幼児語で言う杏寿郎少年、ものすごく可愛いかったですし、動揺する槇寿郎さん、面白かったです。
その後の、槇寿郎さんの口を人差し指でちょんと押さえて頬をふくらませる杏寿郎少年は身悶えるほどかわいかったです、笑。
実母から酷い仕打ちを受けていた伊黒さんが、槇寿郎さんと杏寿郎少年に救われたことが本当に良かったと思いますし、そういう辛い過去がありながらも、今は良い友人たちとの交流もあるということも本当に良かったと思います。
それでは、失礼します。
えー、まずは、またもやお返事遅れてすみません💦
にゃんことワンコが終わるまでは、こんな具合に遅れがちになると思います。なるべく早めにお返事できるよう気をつけますが、気長にお待ちくださるとありがたいです💦
でもってご指摘の件。じつはこれ、ちょっとこだわって「ミステリ」表記にしたのです。
伊黒さんって趣味が俳句や川柳じゃないですか。てことは言葉にこだわるタイプかな? と思いまして。「ミステリー」と「ミステリ」にとくに差はないんですけども、東京創元社と早川書房では主に探偵小説や推理小説を「ミステリ」と言い表すみたいなんです。
ホラーや冒険小説などを含むエンタテイメント小説全般は、ミステリー。
なので、あのシーンで伊黒さんが借りようとしているのは前述出版社の推理小説って、ことで。わかりにくいこだわりですみませんです💦
「ミステリィ」にしたら、もうちょっとわかりやすかったかも。森博嗣さんの推理小説しか「ミステリィ」って言わないしw 理系な推理小説ってことで、こっちのほうが伊黒さんっぽかったかもですね。
ちなみに、にゃんことワンコの伊黒さんは、名前の小芭内が植物のほうの芭蕉からつけられたんですが(5の18で出ます)、松尾芭蕉に親近感もった結果、俳句とかが趣味になったという裏設定がございますw
もう一つの趣味である「飴細工を作るところを見てる」については、虐待されているころ唯一の楽しみがカーテンの隙間から雲の形が変わるのを眺めることだったから&初めて家族で行った夏祭りで買ってもらった飴細工が幸せな家族の象徴に思えるからっていう、ヘビーな設定が……まぁ、これは暗すぎて本編には出さないと思いますが。
>事件終了後の煉獄さんの心情を推察するなら、言ってみれば自分の勝手な決意で義勇さんと別行動になり、事件が起こってしまったわけじゃないですか。
解釈間違ってません。さすがです! ただ、煉獄さんの怯えは、また違ったところにあります。後悔は、怯えの理由ではないんですよ。それもないわけじゃないけど、もっと深いのが、あのときの義勇さんの反応なんです。
煉獄さんが考える理由(自分が義勇さんに見せてしまった暴力)と、義勇さんが本当に怖いものは異なるのです。今後このすれ違いも判明していきますです。
>気心知れた仲の良い従弟のことを案じているだけではなかったのだなと思いました。
これを感じてほしいがために、伊黒さん視点は長くなっちゃいました💦
煉獄さんは特別なことをしたなんて思ってないから、伊黒さんにとって自分がとても大切で特別だなんて、まったく気づいてないでしょうけども(^.^;
でもって、伊黒さんの義勇さんに対する心情についても、高三の回想で変化をお見せできるのではないかと。伊黒さんにとっても中三の事件は後悔が深く、それを払拭するためにも、現在起きている事件では、頑張って男を見せてもらいます(`・ω・´)ゞ おばみつってことで、蜜璃ちゃんにもご登場願いますです💕
>だって誰よりも、煉獄さんの心に何が起こったか理解しているのは義勇さんだと思うんですよね。
そうなんです! 煉獄さんがなにに怯えたのか、義勇さんはちゃんとわかってるんです。そして、今は『誤解』を解いたところで根本的な解決にはならないとも思ってます。別離の決断はそこです。伊黒さん視点で核心に近づく予定です……が、どうなりますやら💦
>内心の動揺と二人のことを深く案じる気持ちを押し隠して、深刻な事態ではないかのように、あえて軽い感じに聞こえるように振る舞っているところ
読み取ってくださってありがとうございます~💕
>槇寿郎さんがどういう経緯で伊黒さんの救出にいったのかは、いずれ明かされるのでしょうか?
すっごくサラッとですが、5の18で出ます。これについては救出こそが重要で、その経緯については蛇足になるから、本編では細かくお伝えするほどではないと思ってるんですよね。でも、もしかしたら完結後にでもはみ出し小話扱いで、ちょこっと書いて見るかもです。
基本的には、完結後に書こうかなぁと思ってる小ネタとかは、明るくわちゃわちゃしたもの中心にしようと思ってますけども。
>3歳児の言葉に翻弄される父、笑。
そして、伊黒さんが泣いているのは自分のせいではないと断言できない父、笑。
書いてて私もすっごく楽しかったですw ヘビーな展開のなかでの清涼剤みたいな感じで、自分でも伊黒さんが笑ってくれてよかったと涙ぐみつつ、きょうじゅろくん(みっちゅ)にニマニマしてましたw
>槇寿郎さんの口を人差し指でちょんと押さえて頬をふくらませる杏寿郎少年は身悶えるほどかわいかったです、笑。
これ……覚えていらっしゃるでしょうか、義勇さんもデート中に煉獄さんにやってるんですよ(ΦωΦ)フフフ…
槇寿郎さん、義勇さんにも見られてるw 瑠火さんが「あなた、メッですよ」って叱る(なにげにイチャついてる)のを、しっかり見ていたお子ちゃまたち……おかげで知らぬ間に義勇さんもやるようになっておりますw
伊黒さんは、じつは現時点の事件に置いてはキーパーソンになるため、宇髄さんたちよりも深堀りしてます。そのためどうしても長くなっちゃってますが、こんなふうにしっかりと読み込んでくださるうえ、ご感想までいただけて、感無量です! 本当にありがとうございます💕
じつはもうひとり、義勇さん奪還の重要な助っ人がいますが……そちらの彼はあくまでもオブザーバー扱いです。えぇ、もう登場しております。なんとなく察しはつきますかね。赤いほうですw
伊黒さん視点もそろそろ回想シーンは終わりに向かいますが、その後もじつは伊黒さん視点はちょっと続く予定でして💦
回想が終わった時点で、一度まとめようと思ってます。サイトでは5の4に当たる話になりますね。
蜜璃ちゃんが出てきて、義勇さん奪還に向けて動き出すのは、第6話(伊黒さん視点)からになるかなぁと。
なかなか煉義ちゃんが一緒にいてくれぬパートが続きますが、すべて大切に書いていきますので、最後までおつきあいよろしくお願いします!