やる気を出そうとしたんですよ

更新すべく書きかけの話を進めねばと思うのに、なかなか重い腰が上がらなかったんでね、短いの書いてモチベを上げよう! と、いつも通りに800字とカードの書いて、更にカードもう一枚分書いて。

とどめに即興二次小説も書いてみた。
うん……そりゃこの時間になりますわね。もう22時になっちゃうよ……。
睡眠時間6時間以上でないと、全然疲れがとれない体になっちゃったもんで(寄る年波ががががが💦)、朝活するには厳しい時間になっておる……/(^o^)\ナンテコッタイ
いやまぁ、5時までに起きられたら1時間は頑張りますけども。

とりあえず、今回も修正なしで晒しときます。
お題:壊れかけの絵描き 必須要素:にゃんまげ 制限時間:1時間
にゃんまげって! どうしろと! 迷走してるのが丸分かりな取り留めのなさになりました……(;´д`)トホホ

正解率は百パーセント ※キメ学未来捏造

 なんとなくつけていたテレビで、懐かしいCMを特集していた。
 クイズ形式でCMソングを流して、なんのCMかを当てるまではわかるけれど、なぜ答えを絵で描かなければならないのかは、まったく理解できない。まぁそれなりに面白いけれども、興味のないタレントの絵を見ているより、もうちょっと向かいに座る人との会話を楽しみたいものだ。
 ため息を押し殺して、炭治郎はちらりと目の前の恋人を見やった。
 コタツの向かい側で、さっきからずっと義勇はパソコンとにらめっこしている。せっかくのお泊りだというのに、会話がないまま時間ばかりが過ぎていく。
 仕事なんだからしかたないけどね。声にはせずに独り言ちて、炭治郎はまたぼんやりとテレビをながめた。

 教職はほぼブラック企業とは、つきあいだした当初に聞かされていたけれど、義勇が仕事を持ち帰らなかった日はほとんどない。休日出勤は当たり前だし、早出残業がない日のほうが少ないくらいだ。
 卒業して先生と生徒ではなくなったというのに、恋人になった途端にかまってもらえる時間が減るとは思ってもみなかった。これでは生徒でいたときのほうが、よっぽどかまわれていた気がする。
 笑い声がひびくテレビのなかとは裏腹に、炭治郎の感情はだだ下がりである。めずらしく早く帰ってきた義勇と、一緒にご飯を食べられたのはいいけれども、それからずっと義勇は仕事しっぱなしだ。そりゃもちろん、炭治郎がくるからと早く帰宅する努力をしてくれたのだと理解はしている。うれしいとも思っている。早く帰った分、家でこなさなければならない仕事が増えたのも、わかってはいるのだ。
 だからといって、寂しい気持ちが目減りするかといえば、別問題だけれども。

 手持ち無沙汰にぼんやりテレビを見ていたら、不意に義勇が顔を上げた。それまではまったく無関心だったのに、じっと画面を見ている顔は、どこか懐かしげだ。
「懐かしいな」
「このCMソングですか?」
「おまえ、小さいときにこれの真似してやたら俺に飛びついてきてただろ?」
 はぁ? と声をあげ、思わず炭治郎もテレビに視線を向けた。
 なんだか耳に残るフレーズではあるし、確かに飛びつこうとかなんとか歌っているけれど、まったく記憶にない。
「全然覚えてないんですけど」
「義勇さんに飛びつこうって歌って、がっしりしがみついて離れなかった」
 パンをえらんでるときにやられたときには、トレイを落とさないようにするのが大変だった。なんて。しみじみと言う義勇は、実に楽しげだ。無表情は変わらないけれども、鉄面皮の裏のご機嫌さを察することができるほどには、つきあいは長い。
 だからこそ、こういうことはままあったりする。炭治郎がまるっきり忘れているささいなアレコレを、きっちり覚えている義勇はそのたび懐かしがる。それはいいけれども、恥ずかしいことまで蒸し返さなくてもいいのにと、炭治郎がむくれる確率はけっこう高かった。
「おまえが描いたコレを見て、竹雄が大泣きしたこともあったな」
 クイズの答え合わせで映った着ぐるみを指差して、義勇はケロリと言う。
「覚えてませんよ!」
 会話はしたかったけれども、恥ずかしい思いをしたいわけじゃないのにと、炭治郎は唇をとがらせた。ククッと笑いながら再び手を動かしだした義勇は、けれども会話を止める気はないようだ。
「おまえの前衛的すぎる絵を理解するのは苦労した」
「……もういいですってば」
 炭治郎自身は不満ではあるけれども、どうやら絵や歌についての炭治郎の素質は、0を通り越してマイナスとみんなに評価されているらしい。義勇も同様なのかと、むくれるよりもへこみそうになってくる。
 せっかくのお泊りなのに、甘いムードのひとつも作ってくれない人よりマシですよぉだ。なんて。心のなかでだけ、アカンベェしてみたりして。
「俺の絵だけは、すぐにわかったがな」
「へ?」
 義勇の絵。描いただろうか。思い起こしてみたが、覚えていない。でもきっと描いただろうなと素直に信じた。だって大好きだった。ずっとずっと前から。絵に描くなら好きなもの。それなら炭治郎が義勇を描かなかったわけがない。
「いつもハートが一緒に描かれてた。埋められそうなぐらいに」
「うそっ!」
 ホント。ちらりとあげられた目が笑いながら言っている。
 カチャカチャとキーボードをたたく音がスピードアップしたのは、気のせいだろうか。
「ほかの人には一度も描かないのに、俺を描くときだけハートがあった」
「うぅっ」
 もうやめてってばと、赤くなっていく顔を手で覆い、炭治郎はコタツに突っ伏した。タイピングの音が止む。
 くしゃりと頭をなでられて、そろそろ顔をあげれば義勇が笑っている。
「……仕事、終わりですか?」
 こくりとうなずくから、恥ずかしさも不満も忘れて、炭治郎もへらりと笑う。
「絵じゃないが、俺をハートで埋めつくす気はあるか?」
「もちろん!」
 あわててコタツを抜け出して、義勇に飛びつけば、パタンとノートパソコンが閉じられた。

 小さいときも、恋人になった今も、飛びつきたいのは、あなただけ。ハートで埋めつくしたいのも、たったひとり。
 もちろん、炭治郎も一緒に埋まる気満々だ。義勇からのあふれかえるようなハートで、埋めつくされるまで、あともう少し。

よ、読み返すと言い回しとかめっちゃ直してぇぇぇっ!💦 ~とき~ときって続いちゃってるし! そろそろのあとに「と」入れ忘れてるし!
あとアレ、時間が残り2分になってからのラスト4行。もうちょっとどうにかならんかったか、私……_| ̄|○
落ちが弱いよぅ(´;ω;`)ウゥゥ
精進します……。