22巻届きました~💕

ネットで予約してたので、到着が土曜になったとですよ。金曜の出勤時に、コンビニに同梱版が並んでるのを見たときの、私の心情を述べよ。

それはそれとして。
本誌で読んだときも大興奮でしたが、ぼのってる義勇さん! あの顔! あの顔を見たくてワクドキは書いたんだよっ!
『迷子のヒーロー』を書いた時からずっと、ワクドキ3日目のバトルからの流れが書きたくてたまらなかったんです。自己評価の低い義勇さんが、ちゃんと人に受け入れられていることを知る顔。ワクドキで煉獄さんと宇髄さんにハイタッチされたときの顔は、22巻のあの顔ですわw
書き手さんにはあるあるだと思いますが、自分が書きたかったものや書いたものと、原作がリンクすることがたまーにあったりしますよね。あぁ、自分が書いてたのは間違いじゃなかった! って、あの込み上げる興奮。先に出ちゃうと、しまった出遅れた! って複雑な気持ちにもなりますけど(^_^;)
『夜と朝の狭間で』の義勇さんの「ありがとうと言ってやれ」も、公式小説で先に発売されちゃって「もう書いちゃったのにっ! まだ書き上がってないのにぃ~っ!💦」ってなりました……。

ネタ被りの嬉しさは、自分が好きな書き手さんの作品とでもありますが……ぶっちゃけ、居たたまれなさのほうが強いです。ゆるパクと思われてんじゃないかとヒヤヒヤする。
幸い、今まで読んだ作品で「しまった、被った!」ってなったのは、どれも私のほうが先に投稿しているものばかりでしたけど、ちゃんと投稿日まで見てくれる人ばかりじゃないだろうしねぇ……。大人気の方々との被りじゃ、私がパクったようにしか見えんわな💦
投稿したばかりのころに読んでくれてる人ならともかく、まずは好きな書き手さんの作品から読むって人も多いでしょうし、そうすると私の方が後から読まれることのほうが圧倒的に多いですからね。
いや、私がパクラーだと思われるだけならまだいい……一番嫌なのは、被った書き手さんがうっかり私の作品読んで、ご自分の作品を下げちゃったり修正する羽目になったらってことですわ。

誰だって一所懸命自分なりの設定、自分なりの言葉を探して作品を作るわけじゃないですか。被りたくて被る人なんていないわな。
もちろん、完全なオリジナルなんて、これだけ多くの作品があふれてる中で生み出すことは不可能に近いから、ネタ被りや王道ネタなんて気にする必要はないと思います。
でも、たとえば素材が同じでも、煎じ方を独自のものにするのは、創作している誰だって気をつける事じゃないですか。
王道ネタの『風邪』ってお茶を煎じるのにだって、風邪をひくのは受か攻か、看病の手際は? 惚れ直すのかガッカリするのか。そういう煎じ方ひとつで、受け取る読み手さんの印象は変わる。でもって、そここそが書き手の醍醐味だし、腕の見せ所だと思っているので、ほかの方の作品と被ると、申し訳なさやら不甲斐なさやらで胃が痛くなるのです……。

義炭民ならもはやお約束といっていい「一等」って言葉。あれも、自分じゃ使えません。初めて神同人誌であの台詞を見たときの感動を、自分で穢しちゃうような気がして、使えない。
だって、あれはあのシーン、あの台詞でこそ輝いて見えたんだもの。「これ素敵! 私も使お~」と安易に使ったりしちゃダメだと思っちゃったんだもの!
いやまぁ、一回うっかり使っちゃったことあるんですけどね。パンオショコラのなかで、錆兎がくれた匿名のファンレターに対して、義勇さんが「一等大事な宝物」って思ってると書いちゃってて……直そうと思うんだけど、これ、「一番」じゃなんか違うんですよね。「最も」でも薄い。「一等」以外しっくりとくる文章にならなくて、直せずにいます。
人様が使ってるのを読む分には、そこまで気にはならないんですよ。……いや、完全に気にならないわけじゃないけど。読んでて「一等」って出てくると、またか~ってなって感情移入が薄れるというか、一瞬素に戻っちゃうから💦
もとになった神同人誌の、あのシーン、あの台詞が好きすぎるんだな。自分の文章に安易に使わせてもらったりするのは、作家さんの努力をないがしろにしている気分になっちゃうから、どうしても使えないのです。
小説を書く人間は、人が書いた文章を真似するなっていうのを、書きだした当初から教え込まされているからってのもありますが。私の小説バイブルって中島梓さんの『小説道場』だもの(^_^;)
これが好きっ! って感動したり萌えまくったりした人様の書いたシーンや台詞は、絶対に自分では使わないようにしたいし、どうしても私もこの設定で書いてみたいと思えば、捻りまくって『パクリ』じゃなく『オマージュ』だと思ってもらえるレベルになるよう、めっちゃ頭使って書いてます。
実はパンオショコラシリーズのトスカーノのオセッセはですね、別ジャンルで読んだシチュが元だったりするんです。私も受が攻の服を口で脱がせるの書いてみたいというのが頭にあって、でもそのままのシチュで書いたらただのパクリになっちゃう。じゃあ私は受の服は着せたままにしよう。SMの拘束道具じゃなく、服の袖で拘束してみよう。攻には命令させるんじゃなく、お願いさせてみたらどうかな。と、まぁ、素材は同じでも煎じ方はガラッと変えようと頑張ってみたわけです。
『桜が謳うサンサーラ』も、実は、思いつくきっかけになった神同人誌があったりします。炭治郎の遺骨と旅する義勇さんに、めっちゃ泣いて、感動して、ジャンル替えしようとこの本は一生持ってる、一生好き! ってぐらいに好きなご本なのです。そのご本にインスパイアされて、私なりの死に別れた後の義勇さんを考えた結果が、サンサーラです。多分、誰一人として設定同じとは思うまいてw 遺骨と腐乱死体だし、恋仲として過ごせた二人と想いを告げあえずに死に別れたふたりだし、ここまで違ったら作家様にも「パクられた?」とは思われないと……思いたい!💦
うん、それぐらい、被りだパクリだと思われないよう、考えまくる。とくに作家様には思われたくない💦だって、インスパイアされて書く作品って、私から作家様への「受け取ってもらえなくても構わないラブレター」なんだもの。
大好きですの気持ちを込めて、でも、好きって気持ちも気づかれなくていい。卒業した後で寄せ書きの隅っこに小さく書かれた「好きです」の一言に気づくような、そんな気づき方をされたら嬉しい。そんな感じのオマージュだったりするんだ、これが。
いえね、常々ご本人に「大好きです、影響受けてます」って伝えているのなら、まだマシだと思うんですよ。でも私、そういう方達にはっきり名乗って「大好きです!」ってお伝えしてないから……むにゃ💦
そういう輩がネタ被りしてたら「私の作品をネタ帳扱いしてる?」って不快にさせてしまうんじゃないかと、不安になっちゃってですね💦……うん、駄目だ。どれだけインスパイアされようと、絶対にパクリにならないレベルまで持ってかないと、万が一作家様の目に入ったら怖い!

自分だとそんぐらい悩むからかなぁ、私の方が先であっても、人様と被っていると「未熟……っ」ってなる💦人様と被るような文章しか書けなかったうえ、面白さや評価は断然あちら様のほうが上ですからね。ほかの人も思いつく設定ならもっと捻るべきだった、もっともっと考えて書けばよかったって、どっぷり落ち込む💦
気にしない人も多いだろうし、気に入った文章や設定はどんどん使っていくべきって人もいるだろうとは思います。それを批判する権利も資格もないし、したいとも思わないけど、私が落ち込んで反省するのだって私の自由なわけで。
うん、アレ、支部に投稿するの辛いなって思うようになってきた理由の一つは、そこだったりもします。
書くこと自体が嫌になる前に、支部からは離れたほうがいいのかもな、と。
実際、今ほかの人の義炭作品、読めませんし💦またなにか被ってたらどうしよう、自分の作品は下げるべきか? って悩むようになっちゃってたからね。おかげでブクマが義勇受ばっかりになっとるわ💦
むざぎゆとか作品数少ないのに、めたくそ読み応えある方多くって、目から鱗w 凌辱ものじゃなくラブラブなむざぎゆとか、思いつきもせなんだw 私の青い彼岸花設定、いいよねっ! 大好き~!💕
まったく設定が被りようのない他カプなら、安心して読んでいられる~。

原作や公式と被るのは(花冠とかね)大興奮だけど、同じ二次創作、同じカプの人と被るのは、立場が同じなこともあり(人気や評価は雲泥の差ですが💦)申し訳なさばかりが募るので、読むのが辛くなってくるんですよね……楽しく書いたり読んだりしていきたいから、自分の城であるサイトに引きこもりたい気満々💦
サイトでだけ書いていれば、向こう様がうっかり私のを読むこともないだろうし、そしたら「しまった、被った!」って思わせてしまうこともないもの。大好きな作品を書く人たちに、思い悩ませるようなことしたくないしなぁ。

ま、そんなわけで。
義炭がとかだけでなく、私の作品が好きって思ってくれる方だけに向けて書いていければ、もういいかな~と、思うようになりました。支部ではすでに「ゆるパクしまくってる人」とか認識されてるかもしれないっていう、被害妄想に悩まされることもないしな……。
もっとオリジナリティを感じさせる文章を書けるよう精進するのは当然として、でも上達は亀の歩み寄り遅いのは目に見えているので、サイトでのんびり頑張るですよ。

うーむ、22巻も最高! ってノリで書こうと思ってたのに、愚痴になってしまっただわ💦
Twitterでこんなこと言ったら大炎上必至だけど、ここ、私のサイトだし! ご勘弁を💦
でもって読み返してみたら、一行でまとまる文だったな。

設定が被ってたり似たようなシーンや台詞があっても、パクってないよ!💦 っていう言い訳でした~。