学パロ煉義への感想メルフォありがとうございます!

いつもありがとうございます! 今回もお返事は次頁にて。

なんとか一日一更新という目標も、10日達成できまして。数百字のSSでしのぐ日もありますが、どうにか続けられてホッとしております。まぁ、まだまだ先は長いですけども💦

でもって、感想をいただけた学パロもですが、初チャレンジの煉義での893パロも、ありがたいことに読みての皆様にそこそこ受け入れてもらえたようで、ホッとしております。
893パロは、投稿時の支部ブクマ率がいつもよりとんでもなく低くて頭抱えていたんですけど、気がつけばほかの作品よりもブクマの伸びが早くって、正直驚きました💦
なにせ、893パロといえば、男の色気全開で雄味たっぷり、強引に義勇さんをモノにする煉獄さんが定番ですもんね。というか、893パロの醍醐味はそこだし、エロ3割り増しぐらいじゃなきゃ、皆様ガッカリすると思ってたんです。だというのに、私の893パロは、アレですし……。しかも悲恋風味だし💦

悲恋風味の敗因は、2万字までの短編におさめようとしたことですね。
最初はサクッとシーンを切り取るだけのSS程度にしようとすら思ってましたが、書き出したら予想外に長くなっちゃいまして💦 ハッピーエンドに辿り着こうと思ったら、たぶん文字数が倍以上は絶対にいるよ、アレ。
どうも、煉獄さんの性格でヤ業っていうのが、自分ではどうにも書けないんですよ。義勇さんも同様ですが。正義感にあふれたやさしい人が、どうやったら人を食い物にして生きる決断をしたのか。そこを納得できなくちゃ、どうにもこうにも書けなくてですね💦
結果、約17000字……終わらせるには、悲恋風味にならざるをえんかった_| ̄|○

ハッピーエンドバージョンを書くとしたら、出逢った当時の義勇さんをもっと掘り下げて書かないとだし、千寿郎くんの存在が必要になるし、愛人契約するにあたってのエピソードも深堀りしないと、無理💦
でないと、なにもかもがご都合主義っていうか、キャラに無理やり演じてもらってる感がひどくなっちゃうと思うんですよねぇ。……それ、ぶっちゃけ書いてる私が楽しくない。
自分の思うとおりに動いてもらって、キャラの性格にないこと言わせても、書いてるうちに虚しくなるというか申し訳無さに悔しくなるというか……私の推しはこんな人じゃねぇよ! って自分をぶん殴りたくなるんですよぉ💦 書くのがつまんない。
でもって、原作とパロでは言動に違いが多少なりと出るのはしょうがないんですが、ストーリーに必要であってもキャラらしさのない言動を書くには、その前の段階、そういう言動が生まれる原因がないと書けないんです。
シーンという点は、いきなりポンッと生まれ出るわけじゃなくて、その前に連なるいくつもの点からなる線があってこそ。おもちゃ箱から取り出して遊んだら、箱に戻してハイおしまいっていう書き方ができないんです。小説のなかで過ぎた時間の後にも、キャラの人生は続いていて、登場してないシーンでもご飯食べたりお風呂入ったりっていう当たり前の生活を送ってもいる。読み手にそれを感じてもらえるのが理想。

それが如実に現れた感じですね、893パロは。性格上絶対にありえないと思うからこそ、どうして? の答えがないと書けない。で、答えを導き出す過去の点を散りばめたら、長くならざるを得なかったうえに、それでも足りずにハッピーエンドにできなかったという……未熟っ!

あ、読む分にはそんな七面倒臭いこと考えてないです。与えられたものを素直に楽しんでますし、キャラ解釈の違う話を否定する気もありません。むしろ、原作では絶対に見られない言動が、同人の楽しさの一つですしね。
私はこういうふうにしか書けないっていうだけの話です。でもって、私こそがたぶん主流から外れた異端だし、読み手さんから避けられがちな話が多くなってると思います。性分だと思って自分では諦めてますが、鼻につくって人もいらっしゃるでしょうし……我ながら本気で面倒臭いなっ!

……ま、いいや。893パロはとりあえず、封印。
てことで、書けなかったエピがもったいないので、ちょろっとお蔵出し。

家庭科部っていうワードだけ出しましたが、義勇さん、実は同級生からはいじめられるとまで言わずとも、からかわれたり馬鹿にされたりして、友達がいないのは杏寿郎と同様でした。
なまじきれいな顔立ちをしてるもんだから、料理や裁縫を熱心に学ぼうとするのを「オカマ」だの「ホモじゃねぇの」だのと男子生徒からはからかわれてるわけです。でも義勇さんにしてみれば、べつに恥じることをしてるわけでもないし、淡々と一人ぼっちな学校生活を送っている。家庭科部も顧問が名前だけ出た日洲先生(ヒステリックからとったの丸わかりですねw)は、女尊男卑気質なもんだから、居場所とはいい難い。
義勇さんもまた、煉獄さんと同じく悪い意味での有名人で、孤独な人だったんです。

でも、煉獄さんも義勇さんも、自分が孤独で寂しいと気づいていない。自分らしくあるがままに、周りに迎合しない生き方をする人は、ともすれば異端と見られます。そして異端を人は恐れ排除しようとする。
二人にとって幸せであり災難だったのは、異端に向ける目に折れる弱さを持たなかったことですね。自分という個を、まだ幼いうちから確固として持っていたから、寂しいと思わなかった。

あの話の煉獄さんと義勇さんは、出逢ったことで寂しさを知った二人なんです。

一人が寂しくない人は、二人だから楽しいを知らない人。お互いでなければもう、誰といても一人。そんな二人です。

もう一つ裏話。
煉獄さんは、転校して以来ずっと、白と赤を個人的に身に着けたことがありません。制服とか喪服のシャツなどは別にして、自分で選んで身につけるのは黒と青だけです。
長くなるのでカットしましたが、瑠火さんの事故シーン、煉獄さんにとっては白と赤が強く印象づいてるんですよね。赤は言うまでもなく血ですが、白は雪だけでなく、煉獄さんの周りに流れた牛乳の白だったりもします。
突き飛ばされて地面に叩きつけられた買い物袋には、シチューのための牛乳パックが入ってまして。瑠火さんの周りに広がっていく赤と、自分の手を濡らす白。それが事故の強い印象。
青を選んでいたのは、無意識ではありますが、理由はお察しのとおりですw

ほかにも、義勇さんに愛人契約を持ちかけたのはすぐじゃなくて、いろいろと工作してから(それまで目もくれなかった群がる女達に手を出して、愛人にしたりとかね)だったりとか、異母兄弟の生まれたばかりだった千寿郎くんがいるとか。
そういうカットしたエピソードやシーンの積み重ねがないと、ハピエンは無理でした……。
加筆修正して長い話にするのも考えましたが、連載増やすのもねぇ。
……まぁ、万が一、893パロの支部のブクマが100いくようなことでもあったら、チャレンジしてみます。

気がついたらなんかやけに長くなってる💦 ブログですらこれだよ……。
えー、お待たせしました、次頁からお返事です。