休日出勤だった本日。早くも眠いです(今18時43分)。
またもやなにもせずに休みが終わるかもしれんので、とりあえずは800文字修業を終わらせて、やる気を奮い立たせるべく即興二次小説にチャレンジしたんですが、なにが書きたかったのかよくわからんものが出来上がりました……。相変わらずあそこのお題は無茶ぶりすぎる💦
お題なしを推奨されるのもむべなるかな。毎度無理やりすぎる解釈になりますわ💦
どうにか完成させたけども! 今のとこ完成率100%をキープしてるけれども!
さすがにこれは、ロングバージョンにしようにもできそうにないですわ……なんなんだ、これ。自分でも謎。
アレだ、眠い頭で書いちゃ駄目だわ。うん。
晒しますけどね。ええ。書いたからには晒しときますよ。恥をかいて人は成長するんだよ……ええ。
てことで、今回の即興小説です。これアップしたら寝る! でもって朝活するさ! ルイスリンプ書きますともさ!
検索履歴はブラックボックス
お題:反逆のパソコン 必須要素:映画 制限時間:1時間 文字数:2,872
※キメ学軸未来捏造 恋人義炭
炭治郎の好みはわかりやすいようでいて、さっぱりわからない。
「ね、面白そうでしょ?」
映画雑誌のページを開いてみせる炭治郎の顔は、いかにもワクワクと輝いていて、大変愛らしいと思う。思うが、同意はいたしかねる。
「……だいぶ、前衛的だな」
「そうですか?」
きょとんと小首をかしげる様がかわいい。義勇はちらりと雑誌に視線を落とした。
「……じゃあ、行くか」
「はいっ! やったぁ、義勇さんとデート!」
ピョンピョンと飛び跳ねんばかりに喜ぶ炭治郎は、やっぱりかわいい。誰がなんと言おうと、世界中の誰よりも、かわいい。
だからまぁ、まったく興味をそそられない映画だろうと、観るのはやぶさかではない。一時間半あまりの上映時間は、楽しいデートと言うよりも苦行になりそうだとすら思うが、我慢してみせようじゃないか。だって喜ぶ炭治郎がかわいいんだから。
炭治郎が卒業し、ようやく教師と生徒という立場でなくなったというのに、デートのひとつもせずに夏が来る。これはさすがに不甲斐ないだろうと、一念発起しどうにか完全休養をもぎ取ったのはいいが、デートなど実のところ義勇は一度もしたことがない。
なにせ、義勇の初恋はまだ小学生だった炭治郎だ。高校生が小学生相手に初恋。こればかりは親友の錆兎にも言えない、墓まで持っていく秘密だと決意している。まぁ、錆兎にはとっくにバレバレな気もするが。
年齢さや性別を思えば、恋心を自覚したってどうこうできるわけもない。ひっそり思い続けるだけの片恋を、つづけること十二年あまり。どうやら炭治郎も自分を想ってくれているらしいと気づいたのは、それよりは前だ。けれども、あいにくとそのころには義勇は教職についていて、生徒となった炭治郎とはやっぱりどうこうするわけにもいかなかった。
だが炭治郎ももう大学生だ。同性愛という世間一般的なハードルはあるが、法的にはなんの問題もなくなった。互いに想いを伝えあい、恋人になれたその日は、義勇にとって一生忘れがたい記念日である。
だというのに、恋人らしいことなどいまだになにひとつしてやれていない。これを不甲斐ないと言わずしてなんと言おう。
それなりに張りきったのだ。炭治郎が喜びそうな場所を検索しまくり、義勇が決めたのは水族館だ。炭治郎は生き物が好きだが、匂いに敏感で動物園はちょっと苦手だったりする。水族館ならば匂いはそう気にならないだろうし、夏場でも涼しい。それなりにムードもある……と言われているらしい。
今週末は休めるから、どこかへ行くか。そう切り出した義勇は、シミュレーション通りに水族館なんてどうだと言うつもりだった。計画が狂ったのは、目をキラキラとさせた炭治郎が、ちょうど観たい映画があると言い出したからだ。
もちろん、炭治郎が楽しんでくれることが重要なので、映画だってかまわない。炭治郎が観たいと言うなら、断る理由なんてないのだから、義勇はすぐに了承した。
だがまさか、お目当ての映画がいかにも際物なB級ホラーコメディーだなどと、誰が思うものか。
しかもずいぶんと昔の映画のリバイバルらしい。単館上映とはいえ、映画館も、こんなニッチな映画をよく公開する気になったものである。
義勇は流行にうといほうであるから、もしかしたら、人ぞ知る人気作品なのかもしれない。好意的に考えてみようとしたが、タイトルだけでげんなりしてくる。
これを観るのか……初めてのデートで。
話題作ではありえない小さな小さな記事に書かれたタイトルは『キラーコンドーム』名前からして、嫌な予感しかしない。
だいたい、ホラーなのにコメディーってなんなんだ。恐怖と笑いじゃ真逆すぎるだろう。いやまぁ、怖すぎると笑えてくるとも聞くけれども、きっとそういうこっちゃない。
「楽しみですね!」
「……そうだな」
どんなに胸中で勘弁してくれとため息ついても、そう答える以外、義勇にはできやしなかった。
さて、約束を交わしたのは月曜日。本日はもう金曜だ。明日の夜には炭治郎が泊まりにきて、日曜には映画デートが待っている。
つきあいの長さを思えば、勝負服なんて用意するのもなんとなく気恥ずかしいし、だいいち一緒に家を出るのだから、気負って準備するようなことはなにもない。
とはいうものの、初めてのデートなのだ。せめて炭治郎と話をあわせるためにも、予備知識ぐらい入れておこうかと、変なところで生真面目な義勇は考えた。
正直、自分のパソコンの検索履歴にこんな名称が残るのは、なんだかちょっと釈然としないけれども、まぁいい。炭治郎が楽しみにしているのだから、あらすじなどを知ればそれなりに期待できるかもしれないのだし。
思いつつ検索した義勇が、スンッと虚空を見つめるまでさほどかからなかった。
性器を食う避妊具型のエイリアン。もうそれだけで腹いっぱい。もう十分ですと言いたくなる。しかもゲイ映画ときたもんだ。いや、炭治郎と自分もそのくくりに含まれるのだろうけれども。
「本当にこれが観たいのか?」
なにか間違えてないかと、キーワードを変えて検索してみたが、映画はこれで間違っていないようだ。唸りつつも現実逃避するように検索が増えていく。
小一時間もするころには、義勇のパソコンの閲覧履歴は当初の目的からかけ離れたページで埋められていた。
「……そうか、コンビニで買うやつじゃ、炭治郎には少し辛かったかもしれない」
まぁ、実りはあったと言えよう。なにしろ不自然な行為に使うのだから、避妊具だって最適なものを選ぶべきだ。うんうんと頷き購入を済ませた義勇の頭からは、すっかり映画のことなど消えていた。
パソコン画面が示すのは、映画よりもこっちが大事と言わんばかりの誘惑だらけである。
水族館がB級ホラーコメディーに変わりはしたが、デートが楽しみなことに違いはない。大事なのは炭治郎とデートという、その一点のみである。
だから義勇は、概ね満足してパソコンの電源を落とした。
まさか、泊まりに来た炭治郎がパソコンを貸してくれなど言い出すとは思いもせずに。
映画の情報を検索しようとして、ずらりと出た検索履歴に奇声をあげて、真っ赤な顔をすることも、今はまだあずかり知らぬところである。
もちろん、恥らう炭治郎に盛り上がりに盛り上がりまくった挙句、日曜はでかけるどころじゃなくなるなんてことも、今はまだ、義勇は知らない。
検索履歴なんて機能を誰が作ったと恨んでいいのか拝んでいいのかわからないが、初めてのデートは、もうしばらくお預けになりそうだ。
それでももちろん、ふたりが幸せいっぱいな恋人同士であるには違いなく、避妊具型のエイリアンに襲われる不安も、当然のことながらありはしない。
だから今日も、平和で甘くて不甲斐ない毎日を、義勇は過ごす。
炭治郎が借りてきたチープなホラーコメディーのDVDに、頬を若干引きつらせはしても、幸せだからそれでいいのだ。
ちなみにこの映画は実在します。ついでに、コンドームも、アナルセックスの場合はiR素材のものを使用するほうがいいらしいです。ゴム(ラテックス)製やポリウレタン製のは直腸を傷つける可能性があるんだってさ~。直腸は単層で傷がつきやすいからね。ゴム製のように薄くはないけど、粘膜を傷つけるリスクを最小限にしてくれるそうなので、たぶん義勇さんがえらぶならiR製一択だと思われw
まぁ、ゴム着けてると女でもこすれて痛いことあるもんな。そら義勇さんも自分の快感二の次にえらびますわ。
BLはファンタジーなんだから、そんな現実的なこと考えんでもいいのにねぇ。ついゴムなしなんてタチのリスク半端ないじゃんとか考えちゃうからな💦 本当にエロ書くのに向いてない性格だと自分でも思いますですよ、はい。
あ、話は変わりますが、即興二次小説のロングバージョンは『朴念仁~』はやらないと思います。あれは手を入れないほうがスッキリしてていい気がする。うん。『おとぎ話の~』はたぶん書く。回想シーンとか入れたいので。ショタ趣味はないと思ってるんですけどねぇ。気がつくとショタっ子率多いよな、私の話って( ̄▽ ̄;)
ショタ書くの楽しいんだもん、鬼滅限定で。他ジャンルではショタなんて滅多に書かなかったんだけどなぁ。ショタな義勇さんや炭治郎がかわいすぎるせいね。間違いない(`・ω・´)
追記:うろ覚えで書いた所為で『キラーコンドーム』の内容ちょびっと間違ってました。エイリアンじゃなくて生物兵器だったわ💦
はるか前に深夜の映画情報番組で見た記憶だけで書いたもんで( ̄▽ ̄;)
真夜中に弟とテレビ見つめて一緒に目が点になった思い出……いや、それをつけようって奴はおらんやろってぐらい、キラーコンドームが分厚くて草だった記憶がありますわ。
いっぺん観てみたいと思いつつ、いまだに観たことない……どっかで配信してたら観てみようかなぁ。
同じくタイトルも覚えてないけど、コタツが襲ってくるやつも、いっぺん観てみたい。そして私のパソコンの検索履歴はますますカオスになるのだな……。